子供に金銭教育するなら (その1)
この内容を書く目的
人生何が起こるかわかりません。自分は40歳代で、今のところたいした持病もなく、健康上特に問題ありません。
でも交通事故や自然災害、不慮の事故等で突然自分の人生が終わるかもしれません。
たとえ死ななくても、ある日突然病気や事故で体が動かなくなり、意思疎通が難しくなるかもしれません。
もし自分の人生に後悔することが起きるとすれば、自分が身に付けた(といってもたかが知れてますが)金融知識、ノウハウ、お金持ちになる王道を子供にしっかりと引き継ぐことができない場合です。
だから後悔しないように、このブログ(と念のためWordにバックアップした記事)の内容を通じて、確実に我が子へ知識の相続をしたいと思っています。
お金には相続税がかかりますが、知識・ノウハウの相続には相続税はかからないですからね。
随時更新する理由
最初からこのテーマの完成版はできません。
できるだけわかりやすく、かつ幅広く書きたいため、時間がかかります。
また、今後何年後か何十年後かの間に、経済学や投資理論を研究し、人生を捧げているすばらしい学者・研究家の研究発表により、「お金持ちになる王道」について更に肉付け、磨きがかかると思います。
例えば、数年前にトマ・ピケティという経済学者が「21世紀の資本論」という本を出版し、日本でも一時期話題になりました。
内容としては「r>g」という公式で、経済の不平等を説明しているのですが、
要は、
労働するより、不動産や株式を保有することによって得られる利益の方が高いため、経済の格差はますます拡大する
ということです。
つまり、お金持ちはどんどんお金持ちになるのに対し、貧乏人はいつまでたっても労働ではお金持ちになることはできず、貧乏人のままである
ということを過去200年!のデータにより「証明」したのです。
(自分も労働者でもあるので、何か・・・嫌ですね・・・)
この理論が絶対に正しいかどうか、自分にはわかりませんが、少なくとも過去200年のデータによって証明した経済学者の発表内容は、素人の自分よりは信用できます。
もちろん自分も、今後の人生経験を積み重ねることにより、このテーマにたくさん書き加えることが増えると思います。
仕事や学校の宿題と違い、提出期限は特に無いですし、「これで完成」と終了宣言する必要もないと思っています。
知識の、ノウハウを次世代に伝える重要性
人間は他の動物とは違い、知識・ノウハウを次世代に伝えることができます。その伝承方法も進化してきました。
最初は身振り手振りや見よう見真似、それから言葉による伝承、そして紙・文字の発明により書籍として知識を後世に伝えてきました。
今ではインターネットにより、リアルタイムで文章や動画で知識、ノウハウを文字通り共有できます。(ネットで調べることにより、昔は業者に頼んでいた修理・工作も簡単な作業ならDIYで出来ますよね)
ネットを使ってですが、会わなくても写真や動画として伝えたいことを伝えることが出来るようになりました。
今はYoutubeで必要な知識は得ることができますね。
しかも同じテーマであってもいろいろなYoutuberさんが切磋琢磨で競争してクオリティの高い動画が選びたい放題です。
人類の進化はすごいですね。
知識の共有という点では人類はもうテレパシーができる一歩手前まで進化していますね。
少し話がそれてしまいましたが、今ある便利な生活は多くの研究家、発明家が一生を懸けて発見、発明した原理、理論を積み重ねた上で成り立っています。
今では当たり前の、水道・電気・ガスもそうですし、洗濯機・掃除機・冷蔵庫をはじめとした便利な電化製品もそうです。
昔はそんなものはなく、掃除・洗濯は手でやっていましたし、生鮮食品は自分で畑で育てるか、毎日八百屋・魚屋・肉屋に買いに行ってました。
本題となる、お金持ちになる(ことに寄与する)知識・ノウハウについても、過去の経済学者、研究家は自身の人生すべてと膨大な時間を掛けて研究・実証してきました。
その研究成果は数々のノーベル賞を受賞するくらい、人類(特に投資家サイド)にとっては偉大な財産です。
その知識・ノウハウを利用しない手はありません。これらの知識・ノウハウを積み重ね、大きな土台として活用すべきだと思います。
こういうことは義務教育では教えてくれません。
お金に関する知識・ノウハウを身に付ける重要性
1945年に太平洋戦争が終わり、日本の経済は戦争のためにボロボロ疲弊し、経済の中心となる都市部もほとんど空襲によって焼け野原となり、日本人は食べる物にも困るくらい、とても貧しい国でした。
でも朝鮮戦争による特需や団塊世代と呼ばれるベビーブームによる急激な人口増大により、日本は世界にもまれにみるほど大きく成長しました。
日本全体が成長して豊かになったため、国民の多くは中流階級(中流家庭)と呼ばれる、「普通に働いていればマイホームとマイカーを持つことができ、子供にも習い事に通わせ、年に1、2回の家族旅行ができる」暮らしができました。
だからお金に関する知識やノウハウなんて、身に付ける必要性はなかったのです。
そんな知識はなくても、充分幸せに暮らせました。
いい時代でした・・・。
でも、いざなぎ景気やバブル景気と呼ばれた1990年代初めまでの景気拡大を最後に、日本の好景気はほぼ終了し、リストラや賃金の減少、また様々な増税や社会保険料の負担増によって中流階級層はどんどん減っていき、今も減少し続けています。
これは日本だけの特殊な傾向ではなく、世界の多くの国々では中流階級層は少なく、「少数のお金持ちか、そうでない大多数か」の二つに分かれているのが一般的です。
さて、今後の日本はバブル景気のような景気拡大によって、再び誰もが中流階級の暮らしを取り戻せるでしょうか?
(次回に続きます)