子供に金銭教育するなら (その2)
(前回の続きから)
さて、今後の日本はバブル景気のような景気拡大によって、再び誰もが中流階級の暮らしを取り戻せるでしょうか?
自分が想像する今後の日本
日本の現状と今後の見通しは以下のようになると思います
・高齢化が更に進み、医療費や社会保障費は今後も増大する
・少子化も進み、日本の人口はますます減っていく
・なんだかんだで移民、外国人労働者を受け入れ、低賃金での単純労働を進める
(人口減少による賃金の高騰化を防ぐため)
・AIの普及により、一般職の仕事をする正社員が必要なくなる(非正規で充分)
・人口減少により、住宅や車等の需要(消費)そのものが減り、経済活動が縮小して
いく(特に地方では極端に過疎化が進んでますね)
・縮小する経済の中で、企業同士の競争のしわ寄せは従業員の更なる低賃金化へと進む
・好景気になったとしても、会社の利益は従業員の給料ではなく、株主配当に廻す
・増大する社会保障費や国の借金を実質的に減らすため、円安・インフレ政策を進める
(お金の価値を下げる=賃金の実質的な低下)
・日本にはもう輸出する製品も資源もないので、円安を利用して海外から観光客を呼ん
でお金を落としてもらう
・企業は原材料費増や人件費増を理由にして値上げを続け、賃金及び貯金等のお金の
価値が下がっていく(インフレが進んでいく)
いち個人が考える日本の将来ですので、当たるかどうかはわかりませんが、明るい未来は期待できそうにないと思っています。
(だから子供のために、この記事を書いているのです)
なにはともあれまずは節約をしよう
投資をするにはお金がないとできません。
貯金する方法は家計を見直し、無駄な支出を抑えてコツコツと貯めるしかありません。
同時に、収入を増やすことも大事です。
収入を増やし、支出を減らすというシンプルな理屈です。
すぐに投資をしないまでも、貯金があれば余計な借金をする必要ありません。
精神的にも金銭的にも「ゆとりを持つ」ということは幸せな気持ちにもなり、大切なことだと思っています。
投資する・しないに関わらず貯金することは、どちらにしても社会を生き抜く武器であり、手段でもあります。
そしていざ投資をする時には、元手となる金額が多ければ多いほど投資のリターン
(運用益)を得ることが出来ます。
年間平均5%の運用益が得られると仮定して、
100万円だと5万円
1千万円だと50万円
1億円だと500万円
という結果になります。
これはただの文章ではなく、リアルな数字です。数字はウソをつきません
もちろん投資をするからにはリスクもあります。とはいえ、リスクはリターンを得るために差し出すものとして、表裏一体の関係です。
リスクのない投資は世の中ほとんどありません。もし、そんなうまい話があるとすれば、詐欺と思った方が身のためです。
ただ、ある程度はリスクを軽減しつつ、(数十年単位での)平均として年間5%のリターンを得る投資方法はあります。あくまでも数十年という長期投資が前提です。
(次回に続きます)