米国高配当株で早期リタイアへ

ノウハウを大公開 米国株への投資でアーリーリタイアを目指しています

大切なことは投資資金の大きさ

投資には投資資金の大きさが重要です。
例えば年100万円程度の投資リターンを得ようとします。

投資資金が4000万円の場合

資金が4000万円の場合だと配当利回り3%の株を所有すれば所得税等の税金は考えないものとして、配当で120万円を得ることができます。

もちろん1つの銘柄に全力買いだとリスクが大きいので、配当利回り3%以上の銘柄を中心に複数銘柄を組み合わせポートフォリオを作成するとリスクを極力下げられます。

そうすると保有株価の上昇がなくても、かなりの確立で年120万円の配当を得ることができます。

この年間120万円の配当は一度限りではありません。会社が配当減額しない限り、毎年毎年120万円前後を得ることができます。


もちろん保有銘柄の株価が下がり、1年間の評価額としてはマイナスになる可能性もあります。しかし毎年毎年100万円以上の配当金を積み上げていけば、長期的には株価が上昇しなくても、配当金を含めた評価額はプラスになると思います。こればかりは未来のことなので断言はできませんが、可能性としてはかなり高いと思います。

では、投資資金が100万円の場合はどうでしょうか?

先ほどの例と同じように、配当利回り3%の株を所有するとしても配当では3万円しか得ることはできません。

それでも毎年3万円の配当を得ることができるので、時間はかかりますが毎年地道に配当金を積み上げて、30年以上という長い年月をかけて100万円に達することはできます。

もし1年で100万円のリターンを得ようとすると、1年で株価が2倍になる会社を見つけ、株価の値上がりを願うしかありません。

こうなると保有株価の変動が大きくなり、大きく値上がりすればいいのですが大きく値下がりするリスクもあります。最悪、値下がりしたところで狼狽売りするか、売らなくとも株価が低迷した状態で売るに売れない塩漬け状態となってしまいます。

こうなると年3%の配当なんて焼け石に水です。


では他の方法で資金100万円を2倍にしようとすると何があるでしょうか?

FXや仮想通貨で一発逆転を狙ってみることも選択肢としてはあります。

ですが、FXや仮想通貨で資産を倍にすることは極めて難しいと思います。

100人参加して、1人か2人くらいは資産を倍にする人が出るかもしれませんが、ほとんどの人は損をすると思います。こうなると負ける確立の高いギャンブルそのものです。

再び、資金が4000万円の人はどうでしょうか?

繰り返しになりますが、配当利回り3%以上の銘柄を中心に複数銘柄を組み合わせてポートフォリオを組み、リスクを極力下げた投資をしています。しかもこの年間120万円の配当を、毎年得ることができます。


受け取った配当は再投資することにより、ますます投資資金が増え、配当金もますます増えていきます。ズルいですね。

資本主義の現実と残酷さ

今回の事例はシンプルに説明するため、少し極端な例かもしれません。でも投資の世界においては資金のない人に対しては残酷な現実だと思っています。


経済学者トマ・ピケティが膨大なデータから証明したr>gで表す数式のとおり、資金を持っているお金持ちはますますお金持ちになるというのが資本主義の現実です。
残酷ですが資本主義社会とはそういうものです。

言い方をかえれば、何とかして資本家側にならなければ、いつまでたってもお金持ちにはなれないのです。

幸いなことに、日本に生まれた方々は比較的恵まれています。生まれた家庭環境により多少の経済格差はありますが、進学や就職で努力をすればチャンスに巡り合うことができます。

そこでやるべきことは、まずは資金を貯めるための節約と貯蓄です。
これがないと何もできません。

スタートラインに立つためには、まず節約と貯蓄をして投資資金を大きくするしかないのです。