タイムマシンで30年前の自分に会いに行ってきました その2
(その1からの続き)
インターネットを言葉で説明するのは難しいと思った。
現代ではごく当たり前にインターネットを使ってネットサーフィンや調べもの、買い物をしている。でもそれを30年前の小学生相手に、言葉で説明するのは難しいかな。
映画のターミネーターを見たらなんとなくわかるかもしれないけど、この年代はまだ公開されてないしな・・・。
でも、30年前の小学生の僕にでも理解できるようにわかりやすく説明しよう。
インターネットっていうのはね、この地球上の世界とは別に、世界中のコンピューターを繋げて、まったく新しい仮想の世界を作ったんだよ。君が今やっているドラクエみたいに、コンピューターの世界の中に町やスーパーとか、映画館とか、ありとあらゆるお店やサービスがあるんだ。
現実の世界ではないけど、パソコンやこのスマートフォンを使って、買い物とか調べたいものとか本とか映画が好きな時にいつでも見られる世界ができているんだよ。
例えばね、今君がやっているドラクエの攻略法とか、新しいゲームとか、いつでも無料で調べて見ることができるんだ。
調べるだけでなく、手紙をやりとりするみたいに、質問するとすぐに誰かが教えてくれたりもするんだよ。
え、未来ではそんなことができるの?
そう。このスマートフォンでいつでも指一つボタンを押すだけで買い物もできる。買った商品は宅急便ですぐに自宅に届くんだ。
食べ物とかお菓子とか、ほとんどの商品が画面のボタン一つで家に届くよ。
代金もインターネットの世界の中で支払っているんだ。
すごい!
だからわざわざお店に行かなくても、家でいつでもあらゆるお店で買い物ができるよ。本だって本屋さんに行かないでボタン一つで買えるし、買ったらすぐにこのスマホ、スマートフォンでマンガも見れるよ。少年ジャンプもこれで読めるよ。
ゲームだって30年後にはだいたいがタダで手に入るよ。ファミコンのカセットみたいにではなく、ゲームのデータを無料で配っていて、ボタン押せばすぐに手に入るよ。
でもゲームのアイテムを手に入れるのにお金を払うものもあるけどね。
そうだ、このスマホにドラクエが入っているよ。これならオンラインじゃないから電波がないこの時代でもできるよ。しかもドラクエ3、これは未来に発売されるドラクエだよ。ファミコンで発売されるんだけど、30年後の世界でもスマホで買ってゲームできるんだ。
ホントに?すごい、見せて。やっていい?
いいよ。このアプリ。ドラクエ1もあるけどドラクエ3やってみな。これは無料ではないけど、テレビがなくてもいつでもゲームができるよ。
本当だ。画面もすごくきれい。未来のドラクエだ~!テレビがなくてもできるんだ!
ドラクエで思い出したけど、未来のファミコンも持ってきたんだ。ニンテンドースイッチっていう名前のゲーム。ファミコンと同じようにテレビに繋いでゲームするんだけど、テレビがなくても携帯モードで両手に持ってもゲームできるよ。
これ、スプラトゥーン2ってゲーム。未来で人気のシューティングゲーム。
30年後にはeースポーツって言って、ゲームの世界大会も開かれているよ。優勝すると数千万円とか数億円とのの賞金がもらえるよ。
一番高い優勝賞金は10億円くらい。それくらい、ゲームもプロのスポーツとして進化しているんだよ。
そんなに?すごいね。僕ゲームのスポーツ選手になりたい!
それとこのゲームちょっと貸りていい?すごいね!!
写真みたいな現実の世界にいるみたいだ。まるで自分がゲームの中に入っているみたい。
そう。インターネットに繋げばみんなで集まってこのゲームの空間で遊べるんだよ。
30年後の未来の小学生は、学校から帰ったらこのゲーム機を使ってスプラトゥーンのゲーム空間に集まって、みんなで遊んでいるよ。誰かの家に集まらなくてもみんなで一緒にゲーム空間で集まるんだ。
このゲームだけではないよ。未来のゲームは他にもいろいろあってみんないろんなゲーム空間に集まって、わいわいおしゃべりしながら協力したり、バトルしたりして遊ぶんだ。ゲームの世界だけじゃなくて、他にも地球上とは別に、いろんな世界がたくさんあるんだ。
インターネットの世界、なんとなくイメージできたかな?
30年後の未来ってすごいね。まるでドラえもんの世界みたいだ。
他にも未来のこと教えて!未来ではリニアモーターカーとか走っているの?
うん。もう走っているよ。最高速度は時速600キロも出せるよ。本当に磁石で宙に浮いて走るんだ。
(その3に続きます)