親には理解できない子供の金銭感覚(その1)
親には理解できない子供の金銭感覚
自分には小学生の子供達がいます。
当然、昔は自分も子供だったのですが、大人になった自分にとって、小学生の我が子の金銭感覚が今ひとつ理解できません。
我が子の物欲の進化
幼児時代(0歳から3歳くらいまで)
3歳くらいまでは自分で買うことはできないので、必要だと思う物は親が判断して買い与えてました。
何でもかんでも買っていたわけではなく、ブロックとか手を使って遊べる、いわゆる知育玩具が多かったです。
ショッピングモールとかへ家族みんなで買い物に行っても、お店に並べてあるたくさんの商品(おもちゃ)には「ほしい」という感覚があまりないようでした。
おもちゃの対象年齢的にも単純なおもちゃが多く、並べてある商品を手に取って「その場で遊べるおもちゃ」としてその場でしばらく遊んでました。
親がそろそろ帰ろうね!と手を引き連れ、おもちゃにバイバイしてもさほど未練もなく商品から離れることができました。
子供にとって、そのに並んでいる商品が「売り物」という概念がなかったんだと思います。
この頃の自分の気持ち
この頃はまだおもちゃ売り場は親としても気軽に行けました。並べてある商品もすぐ手に取って遊べるように、あまり包装していないですから。
お金かからないですからね。親としてもおもちゃ売り場は楽しい場所でした。
小学校入学前まで(4歳から6歳まで)
この年齢になると、お店に並んでいるおもちゃが魅力的に見えてきます。
好きなテレビはプリキュアとかでしたので、おもちゃ売り場にはプリキュアの商品がたくさん並べてあります。
当然、我が子は並んでいる商品を見て目をキラキラ輝かせ、「ほしい」という感情がわいてきます。親から見ても、その気持ちがすごくよく伝わってきました。
でも、自分の金銭感覚(ポリシー)として、ここで買ってしまったら子供は「おもちゃ売り場に行くたびに何か買ってもらえる」、という過った教育・間違いを犯してしまうと思っていました。
何とか「じゃあ、おやつ買いに行こう」と子供の手を取り、無理やりおもちゃ売り場から引きはがしていました。
このくらいの年齢になった我が子にとって、並んでいる商品は買ってもらえば自分のものとなり、家で自由に遊べる。と少し物欲が出てきました。
それでも買うにはお金が必要であるのは理解してきましたが、そのお金は親が働いて、そのお金には限りがあることまでは理解していなかったと思います。
この頃の自分の気持ち
この頃はプリキュアのぬいぐるみとか、変身アイテム(コスチューム)とかは、子供の誕生日プレゼントとして買うくらい、高い買い物と感じてました。
商品単価は2000円~4000円代が中心でしたので、自分の金銭感覚からすると頻繁に買ってあげられる商品ではありません。
また、あまり行くたびに買ってあげると、買ってもらえることに対して「買ってもらって当然」という感覚・慣れが生まれてしまい、嬉しさがだんだんと薄れてしまいます。
これも、教育上良くないと思いました。
だから誕生日とかクリスマスプレゼントとしてこういった商品を買ってあげました。
なんだかんだいっても、子供が喜ぶ姿を見るのは、親としてやはり格別な思いでした。
ここまでを振り返って
子供にとって、小学校入学前までは交友関係も狭く、誰がどんなおもちゃを買ってもらっているかはあまり話題がなかったと思います。
友達がどんなおもちゃを持っているかについても、保育園や幼稚園はおもちゃの持ち込みはできないので、友達のおもちゃは見れません。
年齢的にも自分がどんなおもちゃを持っているかも、うまく説明できないので「うらやましい」という感情も少なかったと思います。
特に我が家は共働きなので、平日は朝から夜まで保育園にいるので、友達の家に行くことはまずありません。
土日についても、やはり共働きの関係で平日できない家事をまとめてこなし、また平日にはできない子供と過ごせる貴重な時間として、家族みんなでお出かけしたり買い物していました。
だから友達の家で遊ぶ機会も少なく、例え友達と遊ぶ際もどこかに集まって遊ぶので、友達の持つおもちゃを見る機会は少なかったと思います。
(続きます)