親には理解できない子供の金銭感覚(その3)
(その2からの続き)
小学校3年~4年
この頃は月1000円のお小遣い制となりました。でも月1000円では小学生がほしいおもちゃなんて買えないんです。
毎月のお小遣いを貯め、必要な額を貯めて欲しいものを手に入れるという考えはなかったようで、もらったお小遣いは「とりあえず」貯金していました。
結果として、何か買い物する時には結局は親が払っていましたので、今までとあまり変わりはありませんでした。(アイカツゲーム、カードガチャは無事卒業しましたが)
任天堂WiiUとスプラトゥーン
小学校3年にもなると、友達の家に遊びに行き、持っているおもちゃ、ゲームを目にします。
そこで我が子が目にしたのは、任天堂WiiUのスプラトゥーンというゲームでした。
我が家にはないゲーム機で、友達が持っている、当時最新の初めて見たゲーム。しかもインターネット回線を使って学校の友達みんなで遊び、対戦できるゲームです。
友達の家に行ってやらせてもらい、面白くてとても欲しかったようです。
誕生日プレゼントにWiiUとスプラトゥーンがほしい!と何度も自分に訴えていましたが、残念ながら当時の自分はスプラトゥーンなんてゲーム知らないし、学校(クラス)でけっこうな人数の友達が持っているなんて知る由もありません。
任天堂WiiUというゲーム機本体そのものは自分も知っていましたが、あまり人気が無く、しかも生産中止が近いということで、
「生産中止が近いゲームを今さら買ってもしょうがない」といつも却下してました。
(ゲーム機本体とソフトも高額だし・・・)
この当時の自分の気持ち
この頃はアイカツゲーム無駄遣い(カードガチャ)の後遺症により、子供が欲しがるゲーム・おもちゃを全く信用してませんでした。
もっと言うと、ゲーム・おもちゃを欲しがる我が子を信用してなかったと思います。
誕生日やクリスマス、子供の日等に5000円~10000円くらいのおもちゃ、ゲームソフトを買ってもすぐ飽きてしまいました。
一方、子供の立場にしてみれば、WiiUとスプラトゥーンがほしいのに、むげに却下され続け、しかたなく別のおもちゃやゲームを買ってもらっても、あまりうれしくないですよね。
親の立場としては、せっかく買ってあげてもすぐに飽きてしまい、毎回お金の無駄遣いとなってしまい、いつもストレスに感じてました。
この頃になると、アイカツゲーム無駄遣い(カードガチャ)と同じように、おもちゃ・ゲームそのものが憎らしい存在となっていました。
ニンテンドースイッチ発売
このゲーム機を知っている方は多いと思いますが、このゲーム機は2017年3月に発売されました。
我が子が欲しがった任天堂WiiUを買ってあげなかったのことは、自分の中でやはり申し訳ないと少し後悔していたので、何とかして6月にようやく手に入れました。
正確に言うと、この当時は入手が非常に困難であり、入手競争そのものに親が夢中になっていましたね(笑)
また、同じく欲しがっていたスプラトゥーン2も手に入れ、やっと子供の願いを叶えてあげることができました。
やはりこのスプラトゥーン2も学校では人気があり、今やクラスの3分の2以上の子供が持っているとのことです。
学校から帰ると、クラスの多くの友達がネット回線でゲームの広場に集まり、今でも本当に楽しんでいます。
ゲームとはいえ、買ってから毎日生き生きとしていました。
その様子を見て、ようやくずっと抱いていた、子供のゲーム・おもちゃに対するストレス(と敵意)が解消された気がしました。
それでも理解できないこと
子供のゲーム・おもちゃに対するストレス(敵意)はほぼ無くなりましたが、子供の考え、お買い物についてやはり理解できないところもあります。
・たくさん持っているのに、同じような文房具を「かわいいから」と小遣いで買う
・旅行に行くと、必ずキーホルダーみたいな小物を小遣いで買う
これには理解できないです。文房具なんてもともと似たようなものを持っているし、旅行のキーホルダーみたいな小物も、何かの役に立つとは思えません。
でも自分のお小遣いの範囲内で買っているので、あえて何も言いませんがね。
(続きます)